はじめに
「おさがり」はありがたい——そんなイメージがありますが、すべてがそうとは限りません。この記事では、筆者の実体験をもとに、「迷惑なおさがり」がどのように家族にストレスを与えたかをリアルにお伝えします。
結論:おさがりは渡す側の“自己満足”になっていないかを見直そう
- おさがりは「ありがたいもの」という前提は、受け取る側の心身の状態によって変わる。
- 大型で古い育児用品は、感謝よりも負担になることも。
- 渡す際は「相手の状況」と「処分のしやすさ」を必ず考慮することが大切です。
新生児育児中の私には余裕がなかった
育児中は睡眠不足・肩こり・孤独感など、心身ともに限界に近い状態。そんなときに、捨てるのも大変な大きな育児グッズを一方的に押しつけられても、正直「ありがたい」とは思えませんでした。
私はミニマリスト思考ということもあり、「ガラクタを押し付けられた」という気持ちが強くなってしまったのです。
【事例紹介】ご近所さんから届いた“迷惑なおさがり”
登場人物と背景
- A子さん(当時65歳):実家のご近所さん。
- 状況:筆者が里帰り育児中、突然A子さんがおさがりを大量に持ち込む。
もらったもの一覧とその問題点
① チャイルドシート
→ すでに自分たちで用意済み。古いタイプで安全基準にも不安あり。部屋の隅で“オブジェ”に。
② ベビーカー
→ これも新品を購入済み。汚れ・シミが目立ち衛生面で不安。
③ 新生児に自転車!?
→ 乗れるのは5年後、しかもサビだらけ。ツッコミどころ満載。
④ 侵入防止柵
→ うちの育児方針には不要。大型で捨てづらく、ゴミ出しも苦労。
⑤ 歩行器
→ 使用にリスクがあると聞き使用せず。処分も簡単ではない。
なぜ「ありがたい」と思えなかったのか
モヤモヤした点は、捨てるのに手間のかかる大きなものばかり渡されたということです。
家に眠っていたゴミを押し付けてしまえという考えに思えてしまいました。
- おさがりを“自分で捨てる罪悪感から逃れる手段”にしていないか?
- 相手の気持ちより“不要なモノを減らす”ことが優先されていないか?
- 「感謝して当然」と思っているなら、その意識は見直しが必要。
教訓:おさがりは“贈り物”ではなく“相談から始まるコミュニケーション”
- 必要かどうか事前に確認する
- 使える状態か見極めてから渡す
- 処分しやすいか配慮する
誰かに喜ばれたいなら、「これ、使うかな?」と一言添える配慮が、すべてを変えます。
まとめ:渡す側の“善意”が迷惑にならないように
筆者のような経験を減らすためにも、おさがりは「渡す前の気遣い」が大切。育児中はただでさえストレスが多いもの。相手の状況や心の余裕に想像力をもって寄り添えるかどうかが、おさがりの価値を決めます。
よくある質問(FAQ)
Q. 古い育児グッズはリユースできる?
A. 安全基準や衛生面を満たしていれば可能ですが、相手のニーズを確認することが大切です。
Q. おさがりを断るのが苦手です…
A. 「すでに持っています」「今はスペースがなくて…」と丁寧に理由を伝えると角が立ちにくくなります。
Q. 不要なおさがりはどう処分したらいい?
A. 市区町村の粗大ごみ・リサイクル回収を活用するほか、フリマアプリで引き取り手を探すのも一案です。

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